お客様導入事例 北海道 鷹栖町役場 様 住民センターのリコーデジタルサイネージから流れるInstagramに、子供も子育て世代も高齢者も注目。コンテンツをきっかけに会話が弾み、世代を超えた交流が活発に。

北野地区住民センター
Instagramをリコーデジタルサイネージのコンテンツとして配信

目次

  1. 概要
  2. 課題と効果
  3. 選定のポイント
  4. 導入の背景と効果
  5. お客様プロフィールと導入ソリューション

概要

お米の名産地として、品質・収穫量とも北海道内屈指を誇る鷹栖町。美味しい農産物を育む豊かな自然を有する一方、都市部へのアクセスも良く、北海道第二の都市・旭川へは車で約25分。利便性の高さも魅力の一つとなっています。
鷹栖町では、住民同士をつなぎ交流を豊かにするツールとして、住民センターなど町内5カ所の公共施設でリコーデジタルサイネージを活用しています。各施設の入口にすっきりと設置するため、ディスプレイ一体型STBレスモデルを採用。電源1本で配線が完了するため、内観と調和する形で多様な情報を配信していくことを実現されています。
施設ごとに様々な活用をしている中で、特に大きな反響を呼んでいるのが北野地区住民センターです。住民センターのリコーデジタルサイネージから流れるInstagramに、子供や子育て世代はもちろん、Instagram自体に馴染みがないご高齢の方も注目。身近なトピックや町のイベント情報など、写真付きで次々と展開されるコンテンツをきっかけに、「見て!僕が映っているよ!」「楽しそうなイベントだね、今度参加してみようかな」など、自然と会話が盛り上がり、世代を超えた交流が活発に。スマートフォンやInstagramアカウントの有無を問わず、みんなで最新情報を共有できる場ができたことで、楽しい会話や地域の賑わいが創出されています。

課題と効果

背景

  1. 高齢者を含むあらゆる世代に、町の情報をタイムリーに届けたい。
  2. 住民同士の交流をもっと活発にしたい。
  3. 業務負荷をなるべくかけずに情報更新がしたい。

効果

  1. スマートフォンやInstagramアカウントの有無を問わず、子どもから高齢者まで最新情報を手軽に見ることができる。
  2. コンテンツが会話のきっかけとなり、世代を超えた住民交流が活発になっている。
  3. Instagram連携機能により、手間なく多様な情報を配信できる。

選定のポイント

  • コストパフォーマンスが魅力的だった。

  • アフターサポートが充実している。

  • ディスプレイ一体型STBレスモデルは、電源1本で配線が完了し、すっきりと設置できる。

導入の背景と効果

鷹栖町について教えてください。

鷹栖町役場 町民課 情報政策係
係長
山内 岳男 様

鷹栖町は、ななつぼしやゆめぴりかなど高品質なお米の産地で、品質・収穫量とも北海道内屈指を誇ります。お米以外にも、トマトジュース用(原料)のトマトやキュウリをはじめ美味しい農産物がたくさん採れる一方、北海道第二の都市・旭川へのアクセスも良く、利便性にも恵まれた町となっています。
鷹栖町には、福祉サービスに力を入れてきた歴史があり、人、自然、地域のつながりを大切にした町づくりを推進しています。地域住民の方に公共施設の運営を担ってもらうなど、住民が町づくりに主体的に参加できる制度や風土が根付いていることも、鷹栖町の特長だと思います。

なぜリコーデジタルサイネージを導入したのですか?

住民サービス向上のためデジタル技術の活用を検討する中で、住民への情報発信を充実させる方法として、デジタルサイネージに興味を持ちました。
リコーのデジタルサイネージを採用した決め手は、コストパフォーマンスの高さと手厚いアフターサポートです。特に、導入支援は大変助かりました。デジタルサイネージを日々運用するのは、町から施設運営を委託している指定管理者です。町役場が間に入らなくても、リコージャパンが各施設をまわり指定管理者へ直接レクチャーしてくれたおかげで、とてもスムーズに導入できました。

STB(配信機器)とディスプレイが一体化したモデルを採用した理由を教えてください。

各施設の入口に設置するデジタルサイネージは、いわば「施設の顔」です。一体型モデルは、電源1本で配線が完了し、すっきりと設置できることが採用の決め手となりました。内観と調和する形で情報発信ができるため「施設の顔」に相応しいモデルだと思います。

関連情報

リコーデジタルサイネージの導入は、どのように進めていったのですか?

町役場から各施設の指定管理者へリコーデジタルサイネージについて説明し、活用に賛同してくれた施設に段階的に導入しました。賛同を得る上でポイントとなったのが、Instagram連携機能です。Instagram連携機能を使えば、最初にアカウントを登録しておくだけで自動的にInstagramのコンテンツがリコーデジタルサイネージから配信されます。この機能を紹介したところ、「手間もかからなそうだし活用してみたい」と、指定管理者から賛同を得ることができました。最初は3施設に導入したのですが、その運用状況や反響の大きさを見て、他の施設からも導入したいという声が上がり、現在は5つの施設で活用しています。

設置場所を教えてください。

北野地区住民センター、鷹栖地区住民センター、福祉施設「サンホールはぴねす」のほか、町内2カ所の体育館に設置しています。

北野地区住民センター

鷹栖地区住民センター

サンホールはぴねす

サンホールはぴねす

リコーデジタルサイネージの運用は、指定管理者の方が担当されているそうですね。

はい。鷹栖町では、住民センターなど地域活動の拠点となる公共施設において、町役場よりもさらにきめ細かく、地域に寄り添った施設運営ができるように、地域住民の中から指定管理者を公募・選定し、施設運営を委託しています。リコーデジタルサイネージの運用についても指定管理者が担っており、住民だからこその視点やアイディアを活かしたコンテンツを配信しています。特に、北野地区住民センターのコンテンツは、多くの住民が注目していて、その反響の大きさに町としても驚いているところです。

北野地区住民センターでは、どのような情報を展開しているのですか?

一般社団法人 北野コミュニティセンター 常務理事
進藤 紗江 様
(北野地区住民センター指定管理者)

北野地区住民センターで運営しているInstagramを、リコーデジタルサイネージで配信しています。Instagramは、この住民センターにもっと親しみを感じてもらいたい、皆さんに気軽に来館してほしいという思いから始めたものです。でも、Instagramを見る世代はどうしても限られています。そんな時に、リコーデジタルサイネージのInstagram連携機能を知り、試してみることにしました。みんな見てくれるのかな、Instagram自体を知らないご高齢の方はどんな反応をするのだろうと、最初は少し不安だったのですが、配信すると子供たちもご高齢の方もすぐに注目してくれて。リコーデジタルサイネージの前で足を止め「こんなイベントがあるんだね、行ってみようかな」と話している様子を見た時は嬉しかったですね。思わず事務所から出て「それ、私がつくっているんですよ」と話しかけてしまいました。
ご高齢の方から「Instagramは私の携帯電話にも入れられるの?」と聞かれることもありますし、既にInstagramを使っている世代でも、リコーデジタルサイネージでみんなで一緒にコンテンツを見たことがきっかけとなって、フォローしてくれるようです。フォロワー数も増加しています。

コンテンツ例を教えてください。

【北野地区住民センター】
  • Instagram連携機能を使用

  • 住民センターからのお知らせ

  • 住民センター主催のイベント紹介

  • 地域おこし協力隊主催のイベント紹介

  • 地域住民の作品紹介

など

【鷹栖地区住民センター】
  • ふらっとGOだより(広報誌)

など

【サンホールはぴねす】
  • 当日開催の催し物一覧

など

こいのぼりイベント(Instagram連携機能)
(北野地区住民センター)

みんなでご飯をつくる「実りごはん」(Instagram連携機能)
(北野地区住民センター)

住民から寄せられた作品を紹介(Instagram連携機能)
(北野地区住民センター)

下の句 百人一首大会(Instagram連携機能)
(北野地区住民センター)

ふらっとGOだより
画面分割機能により広報誌の表裏を表示
(鷹栖地区住民センター)

当日開催の催し物一覧(サンホールはぴねす)

導入効果を教えてください。

スマートフォンやInstagramのアカウントを持っている・いないに関わらず、皆さんに最新の情報を届けられるようになりました。さらに嬉しいのは、コンテンツをきっかけに住民同士の交流が生まれていることです。例えば、子供たちが、リコーデジタルサイネージに表示されたInstagramを指さして「僕が出てる!」と話していると、サークル活動を終えたおばあさんが「誰が出ているの?」と話しかけて会話が盛り上がるなど、世代を超えた交流が活発になっています。
さらに、「Instagramをいつも楽しみに見ています」と、事務所に声をかけてくれる人もいて、住民と施設スタッフの距離感も今まで以上に近づいています。

町全体のデジタル化を推進する効果も期待されているそうですね。

鷹栖町役場 まちづくり推進課 地域振興係
係長
大内 義崇 様

はい。行政サービスのデジタル化を進めていくにあたり、スマートフォン教室などを開催しているのですが、そもそも興味をお持ちでない方や、ご高齢の方にご参加いただくのは困難です。でも、住民センターに立ち寄ったらリコーデジタルサイネージが目に入って、ちょっと見てみたら楽しそうな情報が流れていて……という体験をすることで、デジタルなものに自然と関心が向いていくように思うのです。
リコーデジタルサイネージを住民センターに置いたことで、地域交流の活性化と町全体のデジタル化が同時に促進されていく、とても良い流れができたと思っています。

今後の活用について教えてください。

住民の皆さんにもコンテンツ作りに参加してもらう機会をつくってみたいですね。例えば、夏祭りで参加者の皆さんから写真を募り、当日のハイライトとして最後に配信するのも面白そうです。
今後も町役場と指定管理者、そして住民の皆さんとともに、リコーデジタルサイネージを幅広く活用していきたいと思っています。

お客様写真
(写真左から)
鷹栖町役場 まちづくり推進課 地域振興係 係長 大内 義崇 様
一般社団法人 北野コミュニティセンター 常務理事 進藤 紗江 様
鷹栖町役場 町民課 情報政策係 係長 山内 岳男 様

お客様プロフィールと導入ソリューション

企業情報

お客様名称

鷹栖町役場

北野地区住民センター

URL 鷹栖町役場
所在地 北海道上川郡鷹栖町南1条3丁目5番1号
事業内容 北海道のほぼ中央、上川支庁管内の中心部に位置。稲作が盛んで品質・収穫量とも北海道内屈指を誇る。また、トマトジュース「オオカミの桃」は美味しさとユニークなネーミングから道内外で人気を集めている。豊かな自然を有している一方、北海道第二の都市・旭川へも車で約25分とアクセスが良く、利便性も高い。
従業員数 104名(2025年6月現在)

導入製品

  • 本Webページ記載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。
  • Instagramは、メタ・プラットフォームズの登録商標または商標です。
  • 本ページに掲載されている情報は、2025年6月現在のものです。

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