流通業界は、多様な商流、複雑な顧客対応、迅速な情報共有が求められる一方で、旧来の業務フローやアナログな管理体制に課題を抱えがちです。とくに人手不足が深刻化する中で、生産性向上は喫緊のテーマとなっています。
本記事では、流通業や小売業の現場が直面する「困ったケース」と、それについてRICOH kintone plusがどのように課題を解決し、生産性向上に役立つかを、具体的な事例をあげてご紹介します。
流通業や小売業における注文受付には、メールでのやり取りも多く利用されています。
メールの場合、他のメールに埋もれて見落としが発生しやすく、手作業でシステムへの転記する作業も大きな負担であり、人手不足の状況下では深刻な課題です。
また、在庫情報や注文状況の管理が部署ごとに分散していると進捗把握が困難にもなります。
データベースで注文の処理状況を可視化!
Webフォームと連携させて注文情報の自動取り込みで転記作業を削減し、入力ミスを解消!
合計金額の計算、注文の受付から発送までのステータスを管理して適切な納期管理!
受注処理を連携させたWebフォームへ集約することで、メールのような見落としを防ぎ、注文情報を自動で取り込むことで情報共有の基盤を強化できます。さらに取り込んだ情報をもとにした注文ごとの合計金額の自動計算やステータス管理によって、注文ステータスを一元的に管理ができるようになります。
これらの管理フローによって受注管理プロセス全体が効率化され、担当者の負担軽減、作業効率と生産性を向上させることができます。
営業部門では、見積書作成に時間を要し、書式が統一されていないために作業効率が低下することがあります。また、売買基本契約書などの重要な契約書が紙で管理されている場合、キャビネットからの検索に時間がかかり、更新日の確認不足による契約更新漏れが発生するリスクがあります。取引先情報と契約書が紐づけられていないため、必要な情報を素早く見つけられないことも大きな課題です。これらの非効率な方法は、コストや時間の無駄を生み、生産性を著しく低下させます。
必要項目を選択するだけで、かんたん見積書作成!
契約書と取引先情報と紐づけて一元管理、更新日がくれば自動通知!
必要情報が一か所にまとまることで、改訂履歴の把握や情報共有にも効果的!
商品名や型番、価格等のマスタデータや取引先情報などと紐づけることで、見積書作成から契約書管理までの作業効率が格段に向上します。
また、見積書や契約書の作成時に過去の情報を検索して参照できること、契約更新時期が近づいたときには通知がくることで、営業活動の生産性もぐっとアップします。
さらに各種情報が一か所に集約されることで情報共有が促進され、DX化とコンプライアンス強化につながります。
取引先からの問い合わせやクレーム管理を特定の担当者に依存していると、いつのまにか属人化がすすみ、情報共有や対応履歴が適切に管理できなくなることがあります。
対応漏れや遅延のリスクが高まり、担当者の異動・退職の際にはトラブルとなるケースも発生してしまい、企業の信頼性低下といった問題につながりかねません。
問い合わせへの対応をステータス管理して対応漏れ・遅延リスク防止!
得意先情報と紐づけして管理することで社内の情報共有を促進!
問い合わせや対応履歴を一元管理して担当変更時もスムーズに引継ぎ!
問い合わせの対応状況を担当者間・部署間などで情報共有できるため、担当者個人に情報を滞留させません。また対応ステータスが常に明確になることで、対応漏れや遅延を防止します。
これらの業務フローにより対応品質の改善が期待できますので、生産性向上のためのDX化というだけではなく、企業の信頼性向上にもつながる重要な業務改善方法です。
流通業や小売業の課題解決に関するユースケースを紹介しました。
RICOH kintone plusには、今回ご紹介した以外にも、導入後すぐに利用できるさまざまな便利機能が標準で搭載されており、DX推進や業務効率化など課題解決にお役立ていただけます。
これにより、受発注や店舗の管理業務のみならず、業務全体のDX化を推進し、生産性の向上が期待できます。
さらに、充実したサポート・サービス体制が、導入から利用定着までをしっかりご支援。
お客様の「あったらいいな」の実現を、リコーがバックアップいたします。
「自社の課題解決にも役立ちそう!」と感じていただければ幸いです。