2025.09.30
1950年代、高度経済成長期に、廃棄物を適正に処理することが安心安全な未来につながるという思いから、産業廃棄物の処理事業を立ち上げたクマクラ様。開業以来、廃棄物の減量化、リサイクル化を促進しながら事業を進化させ、中間処理施設「所沢エコ・プラント」を整備。持続可能な社会の実現に向けて、建設系産業廃棄物の収集・運搬・中間処理を行われています。そして、事業だけでなく働く環境も進化させたいと、本社と所沢エコ・プラントの事務所をリニューアルし、RICOH Collaboration Boardを導入されました。
RICOH Collaboration Boardに基幹システムをインストールし、共同で使用することで、システムのランニングコストと管理の手間を削減。また、PCレスで基幹システムを操作でき、配車状況などを手軽に大画面で共有できるため、業務効率もアップしています。さらに、工場内のカメラの映像をリアルタイム表示したり、さっとホワイトボードに切り替えたり、PCやスマートフォンと無線で接続するなど、フレキシブルに活用。本社でも工場でも、リアルでもオンラインでも、社内の情報共有が促進されています。
基幹システムをインストールできる。
資料の投影、書き込み、Web会議など汎用性が高い。
直感的に操作できる。
1950年代、クマクラ様が高度経済成長期に産業廃棄物処理を専門とする事業を立ち上げた背景について、常務取締役 熊倉様に伺いました。
熊倉様「当社は1953年に創業しました。最初は運送業を営んでいましたが、高度経済成長期を迎え各地で大規模な建設が盛んに行われる中、資材の運送だけでなく建設時に出る木くずや金属などの回収についても依頼が増加。この状況を鑑み、産業廃棄物処理を専門とする事業を開始しました。リサイクルへの関心は今ほど高くなかった時代に、手探りでこの事業を立ち上げた背景には、ビジネスとしての可能性だけではなく、廃棄物を適正に処理することが子供たちの安心安全な未来につながるという、創業者の強い思いがあったのだと思います。創業以来、廃棄物の減量化、リサイクル化を促進しながら事業を拡大し、現在は中間処理施設『所沢エコ・プラント』を整備し、建設系産業廃棄物の収集・運搬・中間処理を行っています。」
事業と合わせて、働く空間ももっと進化させていきたいと、熊倉様はお話しを続けます。
熊倉様「事業の進化と同様に、従業員がより気持ちよく、効率的に働ける空間を構築していくことも大切にしています。什器メーカーの展示会をまわるなどアイディアを温めてきた中、所沢エコ・プラントの施設規模を拡大することが決まり、これは事務所もリニューアルする良いチャンスだと思って、本社と所沢エコ・プラントの事務所リニューアルについて、リコージャパンに依頼しました。」
イメ―ジに沿ったリニューアルをご提案するにあたり、ViCreA 所沢(リコージャパン株式会社 所沢事業所)を見学いただきました。
熊倉様「とてもお洒落なオフィスで参考になりました。当社でもフリーアドレスは導入していましたが、どうしても紙の書類が多く袖机を無くすのは難しいように思っていました。でも、ViCreAのすっきりとした空間を見て、オフィスの作り方によってはここまでペーパーレス化を徹底して、よりフレキシブルに働くことが可能なんだと改めて感じ、従業員の意識や働き方も変えていけるようなリニューアルを実現できたらと思いました。」
なぜ、RICOH Collaboration Boardを導入されたのでしょうか。
熊倉様「何よりも、基幹システムのソフトをインストールできるところに興味を持ちました。これまで、各従業員のPCに基幹システムを入れていたのですが、日中は外出している従業員が多く、基幹システムを開く機会は限られています。この状況を踏まえると、電子黒板に基幹システムをインストール※して、共同で使用した方が効率的ではないか、と。とはいえ、電子黒板にインストールが可能なものなのか分からず、リコージャパンに相談し基幹システムのメーカーと検証してもらった結果、RICOH Collaboration Boardなら可能であることが分かり、本社と所沢エコ・プラントに1台ずつ導入することにしました。」
クマクラ様の本社では、フリーアドレスの執務エリアにRICOH Collaboration Boardを設置されています。どのように活用方法されているのでしょうか。営業部・運行管理部兼任部長 福嶋様に伺いました。
福嶋様「営業のメンバーは日中外出しており、それぞれのPCに基幹システムを入れていても、使う機会は限られています。そこで、RICOH Collaboration Boardに基幹システムをインストールし、帰社後に共同で使用する体制にしました。その結果、ランニングコストや管理の手間が削減され、より効率的に活用できるようになりました。」
福嶋様は、コストや手間が削減された以上の効果を実感しているとお話しを続けます。
「実際に使ってみると、PCとつながなくてもRICOH Collaboration Board単体で基幹システムを操作でき、配車状況などを大画面でみんなで共有できるのはとても便利ですね。当社では、基幹システムに加えて、Zoom、LINE WORKS、Dropboxもインストールして、画面上から手軽にアクセスできるようにしています。」
リニューアルした執務エリアにRICOH Collaboration Boardを設置
打ち合わせでの使い勝手はいかがですか?
福嶋様「大画面で情報共有をしたり、書き込みながら打ち合わせをすると、話す方も説明しやすいですし、聞く方も理解が深まると思います。特に、新入社員に複雑な業務フローを説明するときに、その効果を実感しています。
Web会議でも重宝しています。高精度なマイク・スピーカーが内蔵されており、タッチ操作でZoomミーティングをスタートできるので、各種機器の接続、テストといった会議の準備にかかる手間や時間を削減できました。カメラ(オプション)の画角も広く、PCの前に集まらなくて良いのは嬉しいですね。フリーアドレスのどの席からも参加しやすくなりました。」
大画面に基幹システムの画面や資料を表示し情報共有
所沢エコ・プラントは、半世紀以上に渡って環境問題と向き合い、持続可能な社会の実現に取り組まれてきたクマクラ様の技術とノウハウが凝縮された中間処理施設です。こちらでは、どのようにRICOH Collaboration Boardを活用されているのでしょうか。所沢エコ・プラント事業部 所長代理 青木様にお話しを伺いました。
青木様「所沢エコ・プラントは約1万㎡と非常に広大です。そこで、事務所からでも各現場の様子が分かるよう場内21カ所にカメラを設置し、その映像をRICOH Collaboration Boardに常時表示しています。現場から無線で連絡が入ったら、該当するカメラの映像を画面いっぱいに拡大。大画面で鮮明な映像を見ながらやり取りできるので、現場に行かなくても詳細な状況を把握し、的確な対応ができるようになりました。」
場内21カ所に設置したカメラの映像を常時表示
映像を拡大して詳細を確認
本社同様、打ち合わせでも活用されているそうですね。
青木様「所沢エコ・プラントでは、現場の写真や資料を元に打ち合わせをすることが多いので、スマートフォンやPCと無線でさっと接続できて、画像などを手軽に投影できるのは助かります。しかも、画面に書き込んだり、書き込んだ画面をそのまま保存もできるので、今まで以上に効率的に、精度の高い打ち合わせができるようになったと感じています。」
投影した資料に書き込みながら打ち合わせを進行
今後の活用について熊倉様に伺いました。
熊倉様「将来的には、社内のコミュニケーションツールとしても活用することを検討中です。例えば、使っていない時間は、従業員へのお知らせやニュース、リラックスできるような風景写真を流すなど、幅広く活用していけたらいいですね。」
(写真右から)
株式会社クマクラ 常務取締役 熊倉 真弓 様
株式会社クマクラ 営業部・運行管理部兼任部長 福嶋 進一 様
株式会社クマクラ 所沢エコ・プラント事業部 所長代理 青木 亮 様
お客様名称 |
株式会社クマクラ 様 |
---|---|
URL | |
所在地 | 【本社】埼玉県新座市畑中3-1-5 【所沢エコ・プラント】埼玉県入間郡三芳町上富1600-3 |
事業内容 | 1953年、一般貨物自動車運送業として創業。環境を守ることが安心安全な未来につながるという思いから、産業廃棄物の処理を専門に行う事業を開始。社会のニーズや法改正、廃棄物の多様化に対応しながら事業を進化させ、中間処理施設「所沢エコ・プラント」を整備。建設系産業廃棄物の収集・運搬・中間処理を行う。 |
従業員数 | 68名(2025年4月1日現在) |
スタンレー電気株式会社 様
自動車部品・電子機器メーカーの開発拠点にRICOH Collaboration Boardを導入。会議の準備から進行、議事録作成までプロセス全体を効率化し、技術開発を促進。
2025.09.19
株式会社グローバルエンジニアリング 様
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2025.08.22
NTT東日本関東病院 様
RICOH Interactive Whiteboardで業務連絡の手間をタスクシフト。医師や看護師が患者さんのケアに集中できる環境を構築
2024.03.25
明電興産株式会社 様
イキイキ・ワクワク、新しい価値を共創する新オフィスが完成。
2022.07.01
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2022.06.24
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