ライナーレスラベルは、剥離紙を使用しない設計により、ゴミの発生を抑える環境配慮型のサーマルラベルです。印字量に応じてラベルサイズを適正化することでムダを削減し、さらに1ロールあたりの巻長が剥離紙のあるラベルより長いため、交換作業の負担も軽減します。環境への配慮と業務の効率化を両立する、地球と人にやさしいラベルです。
ラベルの表面(印字面)にシリコーン系のコーティングを施すことで、粘着面が接触してもラベル同士が貼り付くことはありません。これにより剥離紙が不要となり、廃棄物の発生を抑制できるだけでなく、製造・輸送・処理に伴うCO2排出量の削減にも貢献します。
食品スーパー(店舗数:100店舗)でのCO2排出量削減効果は
剥離紙ごみ削減量: 約24トン/年
CO2削減量 : 約79トン/年(植林5600本/年に相当)
ライナーレスラベルは剥離紙を使用しない構造のため、印字内容に応じてラベルの長さを柔軟に調整でき、情報量に応じた適正なサイズでラベルを使用できます。これにより、ラベルのムダを抑え、資材を効率的に活用することが可能です。
〈一例〉仮に従来の固定長ラベルで20%の空白部分がある場合、可変長のライナーレスラベルでは使用する長さを20%低減します。
ライナーレスラベルは剥離紙がない分、1ロールあたりで多くのラベルを巻き取ることができ、剥離紙のあるラベルと比較して収容量が約1.5倍*向上します。これにより、ロール交換の頻度を減らし、交換作業の手間を軽減できるほか、保管や輸送にかかるコストの削減や省スペース化にもつながります。
*リコー調べ
商品名 | 用途 | 特性 | 紙厚 | 耐熱性 | 耐光性 | 感度 |
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130PLL-LRE |
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95±10㎛ | 90℃ | 5000lxs 100h | 中 |
135PLS-LRE |
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95±10㎛ | 90℃ | 5000lxs 100h | 高 |
150PLS-LST PF |
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95±10㎛ | 90℃ | 5000lxs 100h | 超高 |
遡ること1977年、リコーが提唱したOA(オフィスオートメーション)。そこには「機械にできることは機械に任せ、人はより創造的な仕事をするべきだ」という想いが込められていました。人間にしかできない創造的な仕事を通して、生み出される付加価値を増幅することに、はたらく歓びがあるのだという考え方です。
リコーの使命は、“はたらく”に寄り添い、変革を起こし続けること。 その先に見据える未来は、人ならではの創造力が発揮され、働きがいと経済成長が両立する持続可能な社会。
そんな想いが、2023年に新たに制定した使命と目指す姿「“はたらく”に歓びを」に込められています。
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